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FUKUSHIMA 22nd Century Project 誕生物語

  

  

2019年7月に地元企業様のお誘いにより福島での復興事業を開始いたしました。2011年3月に発生した東日本大震災は地震による被害のみならず、津波や火災、福島第一原発の事故による放射線物質の飛散被害も伴い復興に多くの時間と並々ならぬ努力を必要としております。

私たちが行なっている事業は、放射線物質に汚染された土壌を中間貯蔵施設に輸送することです。福島県内の至る所に保管されているこの土壌を輸送することで保管用地が解放され、そこに新たな街が再建され、地域の方々が親しみある土地で安心した暮らしを営むことができるようになります。私たちが行なっている輸送事業は「未来に生きる人々の街を創る」ことに繋がっていると考えております。

しかし、地元の方々と接する機会を持ち様々なお話をお聞きするに従って「本当の復興とは」と考えるようになりました。綺麗に整備され、便利な街ができつつありますが、そこに住まう人々の良心が遺憾無く発揮され、生命が輝くような生き方ができることが真の復興だと思うようになりました。

これまでの歴史を振り返ってみても類を見ない困難に在るこの福島だからこそできることがある。困難だからそこ強く湧き上がる良心や願い。多様な立場や利害をも良心なら超えていける「みんながみんなで幸せになる未来を想う共働態」が鮮明に脳裏に浮かび上がってきました。
こうして「未来に生きる子供たちが幸せに過ごせる社会をつなぐ」をコンセプトに「FUKUSHIMA 22nd Century Project」を立ち上げることに至りました。